2010/08/19 「PCケース(AL-100B)のHDD冷却改造」
福祉施設住まいである「じぞう氏」のPCに2TBのハードディスクを増設したのですが、温度60度と過熱する状態。それが原因なのかグラフィックボードが逝ったりしたので、正面とかリアにファンを追加・交換してみたのですがあまり効果ないみたいで。
氏の部屋には同型が2台あって同仕様なんだけど、どっちもダメ。これは一刻も早く改善しなければ・・・ヤバイ。
写真は私が仕事用に使ってる同型のPCケース。
正確には微妙に仕様が違ってて、AL-100Bでは省かれてる天板の排気板が付いてたり、リアのファンが2個だったり、パワーLEDが青かったり。電源も235Wで小さめですがファンが静かなやつです。
(でもケース本体は全く同一のものです。)
正面パネルを外してみた所。
右に見える2つの引き出しにHDDが入ります。その正面にファンがないため、最近のHDDでは熱くなってしまう。
ということで工作のお時間。
正面パネルは鉄板部とアクリル版部に分かれるので、それぞれ5センチのホールソーでぶち抜き。特にアクリルは慎重さが要求されます。
(本当は6センチあったほうが良いんだけど、調達できたのがこのサイズまでだったので。)
実際に穴あけ作業したのは道具の持ち主である「す〜さん」、そして工具と作業場を提供してくださった地元の模型店様、感謝!
右はアルミを加工して作ったファンのマウント。HDDの入った引き出しを止める4つのネジを利用して固定します。ファンは6センチのやつ。
自分のケースで仮組み確認。実際は引き出しについてる取っ手を外して取り付けます。薄型のファンを使えば外さないでも大丈夫かも?
ファンの電源ケーブルはDVDドライブをマウントしてる板の右上カドにある隙間から何とか通せます。
実際に、じぞう氏の機械に取り付けて完成したところ。
ここ最近の猛暑&ケースの狭さから42〜50度位までは上がるみたいですが、その範囲で安定したぽい。さすがに60度は危険なので、とりあえず成功?
以下、おまけの じぞうシステムズ。
過去に自作した手元電源スイッチ。
2台のPCの電源オン/オフとLEDが手元にあります。
PC本体の電源スイッチの操作が難しいため設置。
設計段階での完成予想図(DoGAで製作)。
サウンド関係の操作パネル、これも自作。
もともとはヘッドフォンとスピーカーの切り替え(手前の白いスイッチ)だったのですが、主の要望でどんどん拡張。
上に見えるのが手回し音量調整で、操作しやすいようにアイスクリームの棒が貼り付けてあります。マウスクリックでの音量調整が難しいゆえの設備。
中央のボタンが2台のPCの画面とキーボード・マウス・サウンドを切り替えるPC切り替え機の操作スイッチ。
右に見えてるキーボードは、ちょっと昔のシリコングラフィックス。大型でファンクションキーも大きく、氏でも操作しやすいサイズです。



製作当時に作った配線図。
書いてある通り、モニタのアンプをヘッドフォン用に使ってます。
以上、もはやPC屋というより工作屋の業務報告でした。
本業じゃないけど特に福祉関係でこれらを必要とされる場合はお作りします。要応談にて。
2010/08/19
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