「ハチロクと言ってもSLの話」


 写真はそのうち。

 車のハチロク(AE86)じゃなく、8620型と呼ばれる大正時代に作られたSLのお話です。

 子供の頃、日立市の神峰公園に静態保存されたSLで遊んだ思い出があります。当時は柵もなくSLは乗ることも可能でした。
 童話の「機関車やえもん」の話で、公園で静態保存されるラスト(私が読んだものは博物館ではなく公園でした)が子供心に印象に残っていて、そのまんまの場所だったわけです。
 ネット時代を迎え、そのSLは大正時代製の8620型(78653)だと言うことを知りました。市内の炭鉱の引込み線?で「さよならSL」をやったのも、この車種だったかもしれません(記載者4歳の頃で、間近で音が怖かった記憶が)。
 しかし2006年にその神峰公園のSLは老朽化のため日立市が解体処分を決めたそうで、そのままバラされてしまい悲しい限りだと思ってましたが、別件の検索中ネットでたまたま以下の記事を見つけたのです。

78653 かみね公園での募金活動と整備の記録

 地元民ながら今日まで知りませんでしたスイマセン。
 詳しくはその記事や、譲渡先である五能線活性化倶楽部さんのHPを見て頂くとしまして。
「いい話じゃないか;;」
 解体を避けるためギリギリまで尽力してくださった方々がいらっしゃったのです。
 いつか機会があったら尋ねてみたい場所が1つ増えました。

 ちなみに高萩市にも静態保存されたSL、9600型(9667)が青少年ホームにあります。神峰にあった8620と同時期に作られたもので、保存場所が海岸に近いため腐食も進んで整備はかなり大変らしい。
 市民よりも、かえって市外の人にとって国道を曲がる目印として認知されてるようです(日立市民の知人談)。
 高萩でも、これを有効活用する手はないのかなぁ・・・。
2009/06/12


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