2009/04/04 「kubuntuサーバー構築#04 Webmin」


 今回インストールするWebminというのは、例えばルーターみたいにブラウザからLinux機の設定を行えるシステムのこと。
 サーバーの設定や動作を外部PCから操作することになるので、サーバー本体のほうはWindows画面(KDE)をオフにできて処理の高速化に繋がります(稼動中のサーバー機は画面もキーボードも使わないってわけ)。
 もちろんサーバー機自身からも簡単設定ツールとして便利ですヨ。


Webminの入手

 これ記載現在、WebminはAdeptでの入手ができないため、Webmin公式サイトからDebian(ubuntu)用をダウンロード入手してください。
Webminユーザグループ | WEBMIN.COM 日本語公式サイト
 記載時の最新バージョンは webmin_1.430_all.deb になります。


Webminのインストール

 上記入手したdebファイルを実行するだけ。



 ↓このメッセージが出たら完了。




インストール失敗の場合

 ほかに必要になるパッケージは自動的にダウンロードされるはずが、なぜか上手く行かず完了メッセージなく終了してしまう場合がありました。その場合はコンソール画面から手動で進めるしか手がないようです。

 インストールするdebファイルのあるフォルダーを表示して、ツールメニュー→ターミナルを開く。



 ウインドウが開いて入力待ち(たぶんユーザー名@PC名が表示されている)になるので、以下のコマンドをキーボードから入力(スペースに注意)して最後にエンターキー。
sudo dpkg -i webmin_1.430_all.deb
 パスワード聞いてくると思うので入力。
 しばらくすると再び入力待ちになるので、続いて以下を入力。
sudo apt-get -f install
 コマンド待ちに戻ってきたら exit と入力してウインドウを閉じます。これでインストールすることができるはず。


Webminの実行

 ブラウザから以下のアドレスを入力。
https://localhost:10000
 他のPCからの場合は
https://192.168.1.200:10000
 のようになります。もちろんアドレスは設定に応じて。
 httpsなのと、最後に:10000(ポート番号)に注意。
(このようにサーバー機ではIPアドレスでの指定が多いので、以前の記事に書いたようなアドレス固定は必須になります。)



 たぶん上のようにセキュリティー上の警告が出ると思います。
 例外として扱うこともできます→例外を追加



 証明書を取得→セキュリティ例外を承認
 以上の手順でFireFoxの場合はいけます。IEでも同様かと。



 そして無事に?ログイン画面に。この段階では英語なので、まずはログインして言語の設定を。



 左メニューのWebmin→Webminコンフィグレーション
(ここに見えてるランゲージ&テーマ設定は個人設定なのでご注意)



 右上に見えてるランゲージをクリック。



 日本語UTFを選択して、下にあるチェンジランゲージをクリック。
 これで次回から日本語メニューに変わります。



 ↑は別PCから接続してみたところ。
 セットアップ中はサーバー機もKDEウインドウから操作することになりますが、一通りのシステムが構築できた後はKDEを止めて、メンテナンスはWebminやSSH接続を使って外部PCからが主となるでしょう。
(さすがにペンティアム3機では、KDE動かした状態ではFTPとかでの転送速度がいまいちでした・・・。)


つづく


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